Business|DX SUPPORTマーケットプレイス型サービス『シイレル』
マーケットプレイスを通して
地方創生に貢献したい
当社がマーケットプレイス型ECサイト『シイレル』(https://shi-rel.com/)というサービス提供に至った背景に、日本全国の特産品・名産品やギフト商材を取り扱うECサイト『わが街とくさんネット』(https://www.wagamachi-tokusan.jp/)があります。担当者が全国の地方自治体と官民協働で地域の特産品開発に歩くうち、特産品のEC化が思いのほか進んでいない実情を目の当たりにしたことが始まりでした。 特産品だけでなく、食品市場のEC化率が家電などに比べ著しく低いというデータがあります。令和元年(2019年)のデータでは、食品市場は全体で63兆円規模と大きな市場にもかかわらず、EC化率は2.89%でした。EC化率とは、全商取引のうちEC市場で取引される割合を示す指標です。
世界規模のコロナ禍で巣ごもり需要が増えても、食品のEC化率は10%にも満たないと言われています。
当社ではこの背景に、食品に関わるメーカーの多くはECにまで自社で拡大できない何かがあるのでは?と推測しました。実際にいくつかのメーカーに聞いてみると、「自社でD2Cを目指したものの、ECショップの運営となるとノウハウをもった社員がいない」、「EC市場への参入と聞くと自社では難しいと社内であきらめムードになっている」などの声をいただきました。
長年Eコマースのノウハウを持つサイネックスでは、商品を探すバイヤー(EC事業者)の悩みやほしいものがわかります。当社が手掛ける地方メーカーの商品は、まさにバイヤーのほしい商品であることが多く、地方メーカーや食品に関わる事業者の「新しい販路を拡大したいがどうしていいかわからない・不安がある」という企業と、新たな商品を探すバイヤーをつなぐことのできる市場(マーケットプレイス)をつくることで、新たな商品開拓により地方創生につながるのではと考え、『シイレル』のサービス構築がスタートしました。
サイネックスだからこそ担える
橋渡し的ポジション
『シイレル』(https://shi-rel.com/)は、ネット市場へ拡販したい企業(サプライヤー)と新商品の取り扱いを増やしたいEC事業者・リアル店舗(バイヤー)をつなぐサービスとして、令和3年(2021年)11月1日にサービスインしております。サプライヤーは地方製造業から大手メーカー、小規模な店舗まで幅広くご登録いただいており、現在約5,000商品を取り扱っております。
バイヤーは、ネットモールに出店されている企業・個人事業主や、地方のスーパー・イベントの景品業者など幅広いジャンルのバイヤーにご利用いただいております。初期費用・月額固定費はかからず、販売時の手数料のみをサプライヤーよりご負担いただいて運営しているため、バイヤーは完全無料にてご利用いただける仕入れ・卸サービスとなっています。
現在は、バイヤー登録数が3,000社を超え、流通額も堅調に成長しております。
『シイレル』(https://shi-rel.com/)は、通常のネット上に取引の場を提供するだけのマーケットプレイスサービスではなく、“サイネックスが架け橋となる”マーケットプレイスサービスです。そのため、当社がバイヤーとサプライヤーの間に入り、ネット知識や経験のないサプライヤーへは、現在のバイヤーのニーズの共有や商品の登録・画像を作成するなど、様々なサポートをおこないます。また、バイヤーへも商品情報をすぐに使用できるようにCSVファイルでの提供や商品価格の交渉し、双方の悩みやニーズを知るサイネックスだからこそのサポート・サービスを提供しています。
実績について
・バイヤー登録社数:約3,000社を達成(2024/10月現在)
・サプライヤー登録社数:約170社を達成(2024/10月現在)
・リリース時登録サプライヤーの売り上げ拡大